2016年10月21日金曜日

文化芸術観賞会を開催しました

10月14日(金)劇団 芸優座をお招きして、『アンクル・トムの小屋の灯に』を演じていただきました。

 上演前に、生徒たちには、「文化芸術は、みなさんの人生を豊かにするものです。役者さんたちと一体になって、すばらしい演劇を創り上げましょう。」と投げかけておきました。

 このお話は有名なので、ご存じの方も多いと思いますが、舞台は19世紀のアメリカ、奴隷制の時代。その時代において、主人公であるハリエット・ストゥは、
  人間が人間を差別することの愚かしさを訴え、
  悲しみや絶望感から逃げることなく、そのすべてを引き受け、  
  人類すべてのために働くことを思いつく、そのすばらしさや勇
  気を主張しています。

 さすがにプロの方たちの演技はすばらしく、奴隷制の時代に引き込まれるとともに、いかに悲惨な時代であったかを肌で感じることができました。


中学生のみなさんには、早輝祭で劇を演じるときには、自分たちが訴えたいことを明確にし、観客である生徒や保護者のみなさん、地域の方々に、語りかけるように演じてほしいと思います。そのことで、みなさんは精神的に成長し、そしてその姿に多くの人が感動を覚えるのです。

 また、役者さんの立ち位置、声の出し方など、演劇にはそうした技術も必要です。それをプロの方からしっかり学んでもらうことも、この演劇鑑賞の目的でした。


 本物の役者さんに交じって、参加してくれた3年生8名のみなさん。感激です!本物かと勘違いするほどにうまい演技でした。貴重な体験ができましたね。



 お礼のあいさつは、新生徒会長。前日が引き継ぎ式で、初の大仕事だったにもかかわらず、見事なあいさつでした。お疲れさま!