前回、このBLOGで、道徳の授業のことをお伝えしたときも、感動する授業ばかりだったのですが、今回お伝えするのは、まさに奇跡的な巡り合わせでしかできない、唯一の授業のことです。
授業を担当したのは、特別支援学級担任の外尾先生。今年度、大阪から岡山にやってきてくれました。
1月14日(土)に特別支援学級で行った授業を、今度は、2年生の通常学級でやってくれたのです。
みなさんは、現在、TVで放映されている、あの有名な元日本代表のサッカー選手、中村俊輔さんと障害者のサッカー選手が一緒に出ている、ACジャパンのCMを見たことがありますか?
今回のお話の主人公は、その障害者である川西健太くん。健太くんは、ユーイング肉腫という難病を患い、片方の骨盤をとってしまうことになってしまいました。
そのときに、つらい闘病生活を乗り越えることができたのは、あこがれの中村俊輔選手からプレゼントされたユニフォームのおかげでした。
そのときに、つらい闘病生活を乗り越えることができたのは、あこがれの中村俊輔選手からプレゼントされたユニフォームのおかげでした。
CMでは、中村俊輔選手が、サプライズで登場し健太くんとピッチで出会う場面が放映されています。
授業の流れは、健太くんが、難病の宣告受けたときのこと。夢が断たれる現実を乗り越えられたのはなぜ。励ましてくれた友だちのこと。・・・
抗がん剤の影響である吐き気などの副作用と闘いながらの院内授業はたいへんだったそうですが、健太くんは、一生懸命にがんばっていたそうです。
「学校に行きたい」
「友達に会いたい」
この思いがあったからこそ、乗り越えてこられたのかもしれません。外尾先生が、後から話してくれましたが、抗がん剤の影響で髪の毛が抜けてしまった健太くんを学校で迎えようと、数人の友だちが頭を坊主にして待ってくれていたそうです。(健太くんが、髪の毛のことを気にしなくてもいいようにと。・・・)
この話には心底泣けました。健太くんの人柄が友だちにそうさせたのでしょうし、つらい闘病生活を乗り越えてまで、「友だちに会いたい!」と強く思った健太くんの気持ちもよくわかりました。
こんなにも詳しく健太くんのことを語れたのは、実は、外尾先生が大阪の学校で勤務していたときに、健太くんの担任をしていたからなのです。
しかし、何という巡り合わせなんでしょう。今、外尾先生は、早島中学校でそのときのことを話し、大切なことを子どもたちに伝えてくれている。しかも、その主人公はTVのCMに出て、日本中の人たちが見ているという現実。
奇跡的な出会いに、本当に感謝です(*^_^*)
そして、これからの健太くんの活躍を心からお祈りしたいと思います!!