その実践の成果と課題についての取組を発表し,「早島町の保幼小中一貫教育を考える」と題して,シンポジウムを開催しました。
当日は冷え込む体育館の中,多数の地域や保護者の皆様,保幼小中の教職員で熱く教育について語られました。
<第1部> 保幼小中一貫教育の取組発表
①保幼小中の交流活動
②一貫した教育課程の創造
③豊かな人間関係づくり
④基本的な生活習慣
わかみや保育園,かんだ保育園,早島保育園,早島幼稚園,早島小学校,早島中学校の4園・小・中の全ての学校園で足並みを揃えて活動してきた内容の成果と課題についての発表です。
第1部 実践の成果と課題の発表 |
パネリスト
はやしま学園運営協議会会長 石田敦志
岡山大学大学院特任教授 栗坂祐子
早島小学校PTA会長 酒本祐子
わかみや保育園長 野口英臣
早島中学校長 川上慎治
コーディネーター
早島小学校長 伊月義治
それぞれの立場からの意見交換がなされました。「教育は投資である。」「保幼小中が連携して教育活動を進めることは先進的な取組である。」「学校での取組を親子で共有することが大切である。」「幼いときから心を育てることが人格形成の基盤となる。」「自尊心を高くもち,主体的に行動できる子どもを育てていこう。」など,早島の未来を拓くこどもたちへの熱い願いと大人の責務を感じさせられる討議となりました。
第2部 シンポジウム「早島町の保幼小中の一貫教育を考える」 |
<アンケートより>
・保護者として,もっと学校に関心を持ち,どんなことが協力できるのか,今一度考えてみようと思います。(保護者)
・今日いろいろな話を聞いて,こんなにも手厚く支えてもらえていてうらやましいなと,早島ってすごいんよと自慢したくなりました。(保護者)
・一貫教育は大切だと思います。目的は,子どもたちのためになると思います。活動を行った満足感に終わらず,継続とフォローをお願いします。(地域住民)
・地域社会人(早島を愛する)を引き続き育ててほしい。私も参画したいので,場を多く設けてください。(保護者・地域住民)
・1才の子どもの親です。教育については全くわからない立場で参加しました。自分自身の保小中の頃と比べると学校間や学年間の交流が多くあり良いことだと感じました。(地域住民)
・私たちの取組が地域の方や保護者の方に少しでも理解していただけてよい機会になったと思う。みんなで子どもたちにできることを考え,行動していくことが大切だと感じました。(教職員)
・保幼小中のつながりの中で,子どもたちは確実にいろいろな能力を身につける機会を与えられているとあらためて感じました。(教職員)
・たくさんの愛情を受けて育ってきた子どもたちを愛情をもって育てていきたいとあらためて思いました。(教職員)
早島の未来を拓く子どもたちを育てるために,今回の「早島の教育を語る会」をきっかけとして,さらに進化した教育課程の創造に努力していきたいと思います。今後とも,学校園にご理解とご協力をお願いいたします。